2025.1.11 | 14:30-17:00
SATURDAY'S SESSION
土曜会
vol.10
「日本構想学会・再起動」
◾️告知
2025年1月11日(土)の土曜会はいつもの会場「東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス 中学校 2階 教育開発 ・IRセンター 半田研究室」にて開催いたします。
◾️次回開催日時
2025/1/11 SAT. 14:30 - 17:00
◾️開催場所
■ 土曜会 vol.10
「日本構想学会・再起動」
ごあいさつ
今世紀の始まりの年、日本構想学会というあたらしい学会が生まれた。新世紀を迎えるにあたりさまざまに描かれ、かたちになされていく構想という営み自体を対象にし、それを学び、研究、論究しあうことで構想そのものに磨きをかけ、そこにいわゆる構想力といわれる力があるのだとすれば、その性質にも迫ることによってその力の涵養に資する機会形成もしていこう。そうした欲ばりな企図のもと、主として若い力と情熱を支えに成立した場であり、その活動は十年つづいた。
およそなんであれ十年という期間は再考をうながす節目であろう。構想学会でもそのとき、さてこれをつづけていくか否かという問いが生じた。そしてその問いがあらわれた以上、一旦、立ち止まる必要があると判断できた。背景には立ち上げにかかわった若い力が社会の各方面にそれぞれの構想課題を携えて巣立っていったこともあった。2010年という年は日米ともに民主党政権下でオバマ、鳩山-管と移行した年、大震災にみまわれる前年で、世の中には緩い空気が漂っていた。ときの首相が普天間基地を本土にもっていくと語り得たくらいに。
それから早15年が過ぎた。新世紀ということばはすでに古語となり、昭和世代にとって未来の標語でもあった21世紀が四半世紀を経過した。つまりは日本構想学会の設立から25年が過ぎたことになる。そのときの若い力はそれぞれになお若い子どもを育てる世代となり、わが子をつうじてこの世のゆく方を案じる段となった。そしてもう一度、あの頃のこころを思い起こすときとなった。咢堂翁の「昨日までは人生の序幕、本舞台は常に将来」という喝声も聞こえる。そうか、あの十年は序幕だったのだ。これからが本舞台。確かに今はかつて以上に社会の諸相において構想の名にふさわしい力とそれに依拠した構想が要請されているように思われる。2025年、どうやら日本構想学会を再起動するときが来たようだ。
ただしこれがかつての単なる再起動ではなく新生の意を宿すことを強調したい。その焦点はつぎのとおりである。かつて日本構想学会は構想を対象にしたわが国の学会というスタンスをとっていた。だが、今般は時代の要請といえようこの日本を構想する学会というポジションにみずからを置き、この名、日本構想学会を駆動させていきたいと思っている。いかがですか、みなさん。
再起動発起人 西 京一(NISHI Kyoichi)
※ 11日土曜会ではこのご挨拶にもとづき、4月から任意団体として再起動予定の当学会の具体的な展開について、アイデアを募りつつ、夢や希望も交えてブレスト的に進められれば、と思っています。自分はこの場でこんなことをやりたい、といったことも含め、よろしくお願いします。
2025 Schedule
1.11 SAT 14:30- 「日本構想学会・再起動」
西 京一(NISHI Kyoichi)さん
2.15 SAT 14:30- 「未定」
未定
3.8 SAT 14:30- 「未定」
未定
4.12 SAT 14:30- 「未定」
未定
5.10 SAT 14:30- 「未定」
未定
6.14 SAT 14:30- 「未定」
未定
7.12 SAT 14:30- 「Bar 土曜会」
9.13 SAT 18:00- 「未定」
未定
10.11 SAT 18:00- 「未定」
未定
11.8 SAT 18:00- 「未定」
未定
12.13 SAT 18:00- 「Bar 土 曜会」
参加費500円 + ドリンク代(キャッシュオン)
後期納会
東京都文京区千駄木3丁目44−1 ケイズビル 2F
2024 Archives
各回のテーマ・紹介文を以下にアーカイブします
お問い合わせ:Shinichi Saeki , Rie Asaji
あの頃と違った気持ちで学びに対する好奇心が突如沸き起こり、この会を発足いたしました。この気持ちは、世阿弥が語っていた3つの初心、「ぜひ初心忘るべからず」「時々の初心忘るべからず」「老後の初心忘るべからず」の"時々"にあたるものでしょうか。この機会に、みなさまと是非学びの機会を持てればと思います。
History
2023年
12/9 & 19(土・日) ディスカッショんサロン: 水曜会特別編 おもて
11/8(水) 「世界大統領 第3話 経済対策」
10/11(水) 「日本の人口逆ピラミッド問題と民主主義の覚醒」
9/13(水) 「世界大統領」
8/9(水) 『法の力について』
7/12(水) 『国家』~正義について~ プラトン (著) 第2部
6/14(水) 『国家』~正義について~ プラトン (著) 第1部
5/10(水) 芸術と政治をめぐる対話 - ミヒャエル・エンデ,ヨーゼフ・ボイス (著)
4/12(水) 白和7『詩篇 恒久平和のために - 改訂日本国憲法』をもとに その3
3/8(水) くらしのアナキズム - 松村圭一郎(著)
2/8(水) 白和7『詩篇 恒久の平和のために - 改訂日本国憲法』をもとに その2
1/11(水) 白和7『詩篇 恒久の平和のために - 改訂日本国憲法』をもとに その1
2022年
12/14(水)「ひいじいちゃんの戦争日記 ~日記から見る戦時下の暮らし~」
11/9(水) 「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ(著)
10/12(水)「人間存在の現代的状況と東洋哲学」井筒俊彦 を読んで
9/14(水)「方丈記」鴨長明(著)
8/10(水)「21世紀の資本」トマ・ピケティ(著)
7/13(水)「我々みんなが科学の専門家なのか?」
6/8(水)「透明社会」B.C.ハン(著)
5/11(水)「疲労社会」B.C.ハン(著)
4/13(水)近況報告会
3/9(水)「対人援助職者におけるライフキャリアレジリエンスに関連する要因の検討」
2/9(水)「ひとりで社会にけんかを売る」
1/12(水)「カラマーゾフの兄弟」フョードル・ドストエフスキー(著)
2021年
12/8(水)「デジタルアイデンティティー」崎村夏彦(著)その1
11/10(水)与え続けたスイス人の物語ーせきじゅうじってなんだろう
10/13(水)「ルポ 雇用なしで生きる」工藤律子(著)
9/8 (水)「物理学で世界を考える」
7/14(水)「白和の夏、2021」
6/9(水) 「人権侵害」
4/14(水)「労働・仕事・活動」
3/10(水)「今求められる経済体制を考える」
2/10(水)「インターネット以降の社会変容の可能性について」
1/27(水)「自己啓発」をどう捉えるか
2020年
12/9(水)「ダイアローグ」デヴィッド・ボーム(著)
11/18(水)「茶色の朝」フランク・パブロフ(著)
10/14(水)ニュータウン・団地再生にむけた「学生の地域連携住居」一般化分析
9/9(水)「コピーライター思考」
7/8(水)「生物から見た世界 」ユクスキュル/クリサート (著),
6/10(水)「東洋的な見方」鈴木大拙 (著)
5/13(水)白和本事業レクチャー
2/12(水)「「メディア論」」マーシャル マクルーハン (著) vol. 8
2019年
12/10(水)懇親会
11/13(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 7
10/9(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 6
9/11(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 5
7/10(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 4
6/12(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 3
5/23(木)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 2
4/10(水)「メディア論」 - マーシャル マクルーハン (著) vol. 1